
僕はカメラが大好きです。
シャッターボタンを押して、大切な瞬間を抑えるという過程の作業が好きです。
20年近く色んな種類のカメラを使ってみて感じたのは、「カメラは奥が深い」ということです。
種類は豊富で、新商品は溢れるようにどんどん出て来ます。
それによって、初めてスマホ以外のカメラの購入される方には、分かりにくいところがあると思います。
この記事では、今の自分にとって一番最適なカメラを見つけるために、考えるべきことについて話していきます。
何に使うのかによって全然変わってくる

まず、「みんなにピッタリ合うカメラ」は無いということを最初に言っておきましょう🥺
最近はスマホのカメラ性能が良いので、プロじゃない限り大きいカメラは必要ないとみなさん言います。
僕も一緒で、普段使うにはスマホで充分だと思います。
実際にスマホで撮った写真や動画は、そのスマホで見るには充分綺麗ですし、インスタグラムなどのSNSに投稿するくらいには、スマホのカメラ以上に使い勝手が良いのはないと思います。
ただ僕の場合、一眼レフのカメラを長く使って来たせいで、その画質に慣れちゃってるので期待値が高い分スマホだと物足りなく感じます。
スマホで撮った写真を印刷すると、あんまり綺麗に仕上がらないところは特に気になったりします。
よく、「残る物は写真しかない」と言われますが、まったく同感で、僕はなるべく自分の思い出の瞬間を綺麗に残したい派です。
このように、カメラに対する期待値や使い道は人それぞれです。
何を買うかを悩む前に、自分にスマホ以外のカメラが必要な理由を考えてみましょう。
色んな理由があると思いますが、こんな感じだと思います。
- 撮った写真は綺麗に印刷して残したい
- 大きいテレビ画面でも綺麗に映るような画質で動画、写真が撮りたい
- 夜景を綺麗に撮りたい
- YouTubeのために動画を撮りたいけど、スマホで撮ったのはテレビで見ると画像が荒い
- 動画をカメラの画面で確認しながら撮りたい
- 歩きながら街の雰囲気を映像で伝えたい
理由は様々です。
たとえ「スマホでの撮影は気分が出ない」というのも、カメラを購入される妥当な理由になると思います。
動画 or 写真? それとも両方?

最近になっては、写真と動画両方とも良質に撮れるカメラが色んなメーカーさんから出てるので、カメラの消費者の私たちにとっては嬉しい時代になってると思います🎉
そのきっかけとなったのが、2018年の2月に発表されたソニーのフルサイズミラーレスカメラ、a7IIIだと思います。
α7シリーズの3世代モデルです。
前のモデルは写真と動画は綺麗に撮れるけど、動画のオートフォーカスに問題があったり、バッテリーが長く持たなかったりの理由でそこまで注目されなかったと思いますが、こういった問題点がある程度改善されたところに、元々強いと言われてきた高感度・低ノイズの能力が重なって、世界的に大ヒットしました。
2020年になった現在にもその人気は続いていますし、価格もほぼ新発売の時と変わらないです。
実際、僕もこのカメラを持っています。
今まではキャノンとニコン、この2択しが僕にはなかったですが、a7IIIの勢いがあまりにも凄いもので、半分冒険で今まで使ったことのないソニーを買っちゃいました🤷♂️
あれだけの性能があって新発売の価格が20万くらいだったので、これは買いだと思いました。
2年がたった今でも、特に問題なく満足して使っています。
写真にしても、動画にしてもオートフォーカスはピッタリ合いますし、色も自然で特に加工しなくても良いので便利です👍
最近は写真だけに特化されたカメラはあんまり聞かないですが、動画に関しましては、ソニー、キャノン、ニコンはもちろん、パナソニックや、オリンパス、富士フィルムのカメラの動画性能も高く評価されています。
光量が少ない場所での撮影にスマホは向いてない

最近のiPhoneは暗いところでも、綺麗に撮れることを売りにしたりしますが、万能と言えるレベルではないと思います。
スマホのカメラセンサーは上の画像で「35mm full frame」と記載されたフルサイズのセンサーと比べると大分小さいです。
センサーが小さいというのはその分、光を確保しづらくなるという意味でもあるので、暗いところでスマホで撮る写真はどうしても画質が落ちちゃいます。

お仕事で暗い場所でよく撮影される方や、上の写真のような長時間露光の撮影をされる方には高感度撮影に優れたフルサイズカメラをおすすめします。
フルサイズのカメラに関してはこちらのWikiページが参考になると思います。
カメラのメーカーをみてみよう
カメラを作っているメジャーな会社はこんな感じでしょうか。
- キャノン
- ニコン
- ソニー
- パナソニック
- オリンパス
- 富士フィルム
- Leica
殆どが日本メーカーですね。
格カメラの製造会社について語るほどの知識はないですが、製品を絞るのに少しでも参考になるかなと思い、今まで僕が思うこれら企業のイメージを中心に話してみたいと思います。
まず、キャノンとニコンは業界トップを争うカメラメーカーです。
確か今でもマーケットシェアでトップ2はキャノンとニコンだと思います。
一時期ソニーのa7IIIの勢いの凄さに、キャノンやニコンからソニーへとモデルチェンジされる方が多かったと思いますが、今はキャノンとニコンも性能の高いフルサイズミラーレスカメラを出しているので、その現象が少し落ち着いたようです。
ソニーも初期の頃は、ソニーカメラで使えるレンズの種類も少なかったので、僕の中ではフルサイズのカメラを買うならキャノンかニコン、この2択しかなかったですが、今はそのレンズの問題も解消されているので、普通にトップを争う存在になってると思います。
自分の中でソニーは、殆どがゲーム機や家電のイメージで、カメラメーカーとしてのイメージは薄かったのですが、いつの間にフルサイズミラーレスカメラのパイオニア
になっていました。
センサーの技術力は世界トップレベルと言われていて、色んなメーカーさんがソニーのセンサーを採用しているとも聞いたことがあります。
パナソニックとオリンパスはマイクロフォーサーズのセンサーを使ったカメラ製造を得意としていて、センサーサイズの小さい弱点をうまく活用して、最高性能の手ブレ補正の技術を持っているイメージが強いメーカーです。
富士フィルムは元々フィルム製造の印象が強かったですが、今になってはカメラでも実績を上げているようです。

他のメーカーとは違ったレトロ的なカメラボディデザインがカッコよくて、写真を撮るのが楽しくなるようなカメラです。
最近は動画にも向いて来てるというイメージがあります。
Leicaはドイツメーカーで、カメラの発祥とも知られていますが、一般の人が手を出せる金額のものではないですし、性能的な面で見ても今の日本のメーカーの製品も負けてないと思うので、Leicaカメラに特に憧れがない以上、選びにくいカメラかなと思います。
一つ言えるのは、Leicaカメラはダントツでカッコいいです。カメラデザインに関しては個人的に一番好きですね。
僕もLeicaカメラを憧れる時期がありまして、いつかは欲しいなと思ってましたが、将来的にどうなるのでしょうか…🤔
トータルで言えるのは、最近はどのメーカーさんも動画に力を入れてるとのことですかね。
YouTubeで動画の需要が高まったことから、どのメーカーさんも動画性能に力を入れている感じがします。
広角レンズ、標準ズームレンズ、望遠レンズ、単焦点レンズ

カメラのレンズが交換できない形のカメラには関係ない話ですが、交換式のカメラボディをお持ちの方には慎重になって自分の撮影スタイルに合ったレンズを選ぶのはとても重要です。
大きく分けて、レンズは4種類になっています。
- 広角レンズ
- 標準ズームレンズ
- 望遠レンズ
- 単焦点レンズ
これ以外も、スーパーズーム
レンズという標準の画角から望遠の画角まで、一つのレンズである程度広くカバーできるのもあります。
画質はそれぞれ専門のレンズまでにはいかないですが、カバー範囲が広いというメリットもありますし、レンズ交換不要っていうのも便利なので、そちらを重視される方にはスーパーズームも良いかと思います。
標準ズームレンズ
は24-70mmくらいの画角が一般的なズームレンズです。
ちなみにiPhoneなどのスマホの画角は35mm換算で28mmくらいになっています。
この35mm換算というのはカメラ用語なので気になる方は、こちらのサイトの記事を参考にしてみてください。
普段の生活で人との距離感は、大体この標準レンズの画角の範囲内なので、無難な旅行など日常的に使うには、標準ズームレンズが良いでしょう。
ちょっと話が変わりますが、一眼レフのカメラを買う時は、カメラボディだけを買うか、レンズキットでレンズと合わせて買うかの2択の選択肢があります。
一般的にキットに付いているレンズは、標準画角のズームレンズです。
このキットレンズは、ボディと別々で買うよりキットのパッケージとして買った方が、はるかに安く買えるので特に買いたいレンズがない場合は、レンズキットでの購入をおすすめします。
ただソニーの場合、このキットレンズがちょっと不評だったので、僕はボディだけを買ってレンズは別で揃いました。
標準レンズはこちらのソニー SONY ズームレンズ FE 24-105mm F4 G OSSがおすすめです。(キットレンズとは格が違う標準画角のレンズです)
広角レンズ
は狭い場所で周りを広く映したいとか、現場の様子を広々く表現するためのレンズです。
広角レンズは、単焦点とズーム、両方あります。

↑あんまり良い例ではないと思いますが、このホテルの部屋は実際にはこれより狭いです。
この写真をよく見ると少し歪んでるように見えると思いますが、これは広角レンズの特徴の一つです。
単焦点、もしくは高性能の広角ズームレンズほど、周りの歪みが少なかったり、角のところまでより鮮明に写ります。
僕が使っているものは、こちらのソニー SONY ズームレンズ Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSSの広角レンズです。
これより一つ上のランクのレンズもありますが、正直これで充分満足しています。
単焦点レンズ
は暗い場所で撮影が多かったり、映像や写真にボケ感を出すときに使うレンズです。
35mmの単焦点レンズは35mmの画角、同じく50mm単焦点レンズは50mmの画角でしか撮影ができないという制限はありますが、広い範囲の画角をカバーするズームレンズより、単焦点レンズは決まった一つの画角でより良質な画像が撮れるという一般的に知られているメリットがあります。


↑上の2枚ともソニー SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Zの単焦点レンズで撮った写真です。
この55mmの単焦点レンズはとても鮮明な画像が撮れるので大好きです。
55mmの画角は室内ではちょっと近すぎて使いづらいので、28mmの単焦点レンズも使ってました。

↑これはソニー SONY FE 28mm F2 SEL28F20の単焦点レンズで撮った写真です。
今は広角レンズを使っているので、この28mmのレンズは手放ししましたが、比較的手ごろな値段で買える単焦点レンズなのでおすすめできます。
望遠レンズ
は名前通りに遠くにある被写体を撮影するためのレンズです。

↑これはソニー SONY ズームレンズ FE 70-200mm F4 G OSSの望遠レンズで撮った写真です。
綺麗な画質で満足でしたが、普段使うには大きいですし、遠くの被写体を撮る機会も殆どなくなったため今は持ってません。
遠くの被写体を綺麗に撮影されたい方にはこちらの望遠レンズもいいと思います。。
A7IIIを買った初期の僕のレンズの組み合わせは全て短所点(28mmと55mm)のレンズでした。
A7IIIの凄いところは、クロップモードという機能があって55mmのレンズを85mmとしても使えるところです。
これが最初に単焦点レンズで揃えようと思った決め手でした。
今は広角レンズが必要となって16-35mmの広角ズームと、55mmの単焦点レンズで落ち着いています。
このようにそれぞれのレンズにはっきりした役割があります。
同じ動画でもコンテンツに合った画質がある

歌手のプロモーションビデオを撮る人と、一人旅で旅行記を撮りたい人に同じカメラを持たすことはないと思います。
同じYouTubeの中でも、綺麗な画質が向いている傾向のチャンネル(ビューティー系)とちょっと画質は荒くても、その荒さが逆に良い仕事をしてくれる方向性のチャンネルもあります。
旅先の活気の良い現地の様子を伝えるはずの人が、凄いボケるレンズを使って自分にしかフォーカスがいってなくて周りが映らないとなると、その動画は見づらい動画になってしまいます。
一人旅の撮影に向いているカメラは、↓こちらのような小さいアクションカメラだと思います。
旅先の様子を伝えたい動画は手振れ補正の性能も重要ですし、あんまり邪魔にならないようなサイズ感も大事です。
GoProやDJI社のOSMO Actionも人気のあるアクションカメラですが、どちらも電子式手ブレ補正が入っています。
それに比べてソニーのFDR-X3000の場合、レンズ自体に光学式手ブレ補正が入っています。
その電子的な手ブレ補正は、暗いところでは残像が写って使い物にならないようなので、手ブレ補正に関してはソニーのFDR-X3000の方が使い勝手が良さそうです。
個人的には画像もソニーアクションカメラの方が自然だと思いますし、音もいいと思います。
それで値段も一番安いので、僕は迷いなくこちらをおすすめします。
4年も前に発売された商品なのに、現役で他社の新製品と競争出来ていることは凄いとしか言えません!
自撮りをしたり、カメラに映る自分を確認しながら撮影したい

この場合はカメラのLCD画面が回る商品を選ぶべきです。
一人撮影の場合が多く、回るLCD画面の需要が高いところから、色んなメーカーさんが回るLCD画面が搭載されたカメラを出しています。
その中でもタッチ操作が使いやすいとされているのはキャノンです。
僕が使っているa6400も、こういった回るLCD画面があって確認しながら撮影ができますし、タッチ操作にも楽なので満足して使っています。
一台以上買うならメーカーは合わせた方が得
お仕事の都合や動画のウォリティーアップのためにカメラを増やすこともよくあります。
僕の場合、A7IIIと共にもう一個のカメラを別の画角で撮影して動画にバリエーションを入れたいという気持ちでどのカメラにするかを大変悩みました。
色々と調べて出した結論は同じメーカーソニーのa6400です。
さっきも言ったようにa6400はa7IIIと違ってLCD画面が180度回転します。
これは一人でも撮影の様子を確認できるので便利です。
同じメーカーで、しかも同シリーズモデルということで、メニュー操作も一緒で便利ですし、映像の色味も統一性があって編集も楽になります。

このように、僕はアクションカメラまで同じメーカーの物を使っているので、一つのアプリから全部の操作が出来て便利です。
最後に
この記事では、僕が今までカメラを購入することにあたって悩んだところを総合的に反映してみました。
きっとこれ以上に、考えるべきことがあると思うので、あとから足していくかもしれませんが、カメラを新しく購入される方々に一つ参考に慣れるようでしたらうれしく思います。
今は手元にあるこのソニーのカメラで満足しているので、他のメーカーさんの最新情報は正直あんまり収集できていませんので、ちゃんと比べた上で購入されることをおすすめします。
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- SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA https://amzn.to/3owNIAo
- SONY FE 28mm F2 https://amzn.to/3CfNlPF
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