「読書の習慣をつけたい」
「いい本にたくさん触れ合いたい」
私にとって「本を読む」という行為は、学校の勉強だけのためでした。
そんな私が本を読むようになったのは30代になってから。
一番のきっかけはもっと知識を得たいという単純なものでした。
そのため本も自己啓発系のものばっかり。
最近になっては単なる知識のためではなく、本自体が好きになったような気がします。
小説、SFファンタジー、古典などいろんなジャンルのものを読んでいますからね。
その反面、自己啓発系の本を読むことは減りました。
なんか結局みんな似ていることを語る気がしましてね。。。
いろんな本を読むようになってからは自然といい本に出逢う機会も増えた気がします。
いい本に出逢う機会は読む量に比例して増えるとよく聞きますが、嘘ではなかったみたいです(笑)。
本との相性
本屋さんのベストセラーに並んだ本はなんとなく買いたくなります。
知人に勧められた本もやっぱり気になるので買っちゃったりします。
もちろんとても有効な選び方だと思いますが、いくら評判の高い本でも自分にとって良い本かは実際に読んでみないとわからないものです。
読書は「量より質」。
これもよく聞く言葉ですが、自分と相性がいい本に出逢うにはやっぱりいろんな本にふれあう必要があると思います。
ところで皆さんの読書スタイルは下記のうちどちらに当てはまりますか?
- 一冊の本を最後まで読む
- 気になるところだけを読む
- いろんな本を同時に並行させながら読む
私の場合、読み残しを後にして次の本にはなかなか行けない性格のせいでダントツで1番のスタイルでした。
過去形としました理由はこの読み方には致命的な弱点があることに最近気づいたからです。
それは、あんまりはまらない本に出逢うとなかなか次のステップを踏めないところです。😅
そこで様々なジャンルの本を同時に平行させて読む「平行読書」について知る機会が出来ました。
「平行読書」を試す
ここ何年かで読書をより効果的にする方法として多数の本を同時に進行させて読む「平行読書」という言葉を何度か聞いたことがあります。
より効果的に本を楽しむために、いろんな読書の方法が紹介されています。
私的には普通に自分のペースで読むのが一番好きだったので、自分に響く読書法は特にありませんでした。
その中で平行読書に関してはいくつか納得のいくポイントがあったので試してみることにしました。
結果から申し上げますと何ヶ月かたった今でもこの方法を続けているくらい自分と相性がいいです。
平行読書のメリット
一冊の本にあんまり執着しないで、気軽に気分で読む本をころころ変えることができるのが一番のメリットです。
性格的にこのスタイルで本を読めるかはちょっと自信がなかったのですが、色んな人々が実際にされている読書法だということから安心感みたいなものがあって意外と出来ちゃっています。
おかげさまでもっと本に触れる機会が増えて読書の量ももちろん増えました。
量が増えたというのは自分にとっていい本に出逢う機会も増えることにも繋がりました。
エッセイをはじめ、ファンタジー小説、物理、歴史、ビジネスなど、今同時に進行させている本は様々なジャンルの本から12冊くらいになっています。
これが意外といけるもんで、別の本から戻ってきても頭の中で内容がぐちゃぐちゃにならない。
人間の脳ってやっぱりすごいな。。。
紙の本 vs 電子書籍
電子書籍と紙の本はよく比較されます。
平行読書に限っては個人的には紙の本が好みです。
寝る前に読みたい本、トイレで読みやすい本など場所によって読みたい本も変わってきたりします。
こういった本はその場所に常に置いておくと目に見えるので手がだしやすくなります。
これはいつも同じ姿の電子端末機にはない、紙の本の強みだと思います。
最年少で日本のマイクロソフト社長になった成毛眞さんは多読家としても有名です。
成毛眞さんはこのようにおうちの様々な場所に適した本を置いて読書を楽しむようです。
あとは気分によってその時その時読みたくなる本もあるはずです。
表紙のデザイン、本の厚さ、質感など様々な形が紙の本は一見でわかります。
いろんな本を同時に進行させる平行読書のために紙の本はとても役に立つ気がします。
いい本に出逢いたいあなたへの一冊
みんな大好きなジブリの映画。
私も好きですが、その中でも宮崎駿監督を尊敬しています。
一人の人間としても、クリエーターの観点からも憧れがあります。
その宮崎駿監督が書かれた「本へのとびら」に出逢ってから私は様々なジャンルの本を読むようになりました。
小さめで薄い本なので何時間もあれば読み終わるような本になっています。
宮崎駿はどんな本を読んでいたのか非常に興味があったので迷わず買いました。
この本では宮崎駿が大人になってから読んでいた少年文学がたくさん紹介されますが、それは流行の小説なんかより児童書の方がずっと自分と相性のいいからと本書で語っています。
実際に宮崎駿が映画を作る上でも貴重な材料にもなったようでやっぱり人それぞれ向いてる本ってあるんだなと改めて思いました。
「大人なんだから少し難しい本も読まないといけない」など周辺からの声もあったようですが、宮崎駿は自分が楽しいと思える本にこだわっていて、その多くは海外の少年文学だったそうです。
本についていろいろ考えさせられた本でよかったですし、他にいろんな名作の本が紹介されてますので、よかったらぜひ見てみてください。